ICHORA  国内縫製・ファクトリーブランド 一張羅 Official Website

By MOTO

 

2017.11.10

自動化

最近、この服飾業界でも”自動化”という言葉を
よく聞くようになった

横編みでは”ホールガーメント”が有名だが
縫製に関しては部分的な自動化はあっても完全自動というものは
なかったと記憶している

この”自動化”が進めば、労働集約型産業の縫製業は実際どうなっていくのだろう
「発展途上国から仕事がなくなる」「熟練工が必要なくなる」等
色々な記事を目にするが、総じて「縫製業に人が必要なくなる」というのは
「服作り=人」の環境で生きてきた私には想像がつかない

AI化も加速度的に進んでいる
いつの日か洋服のデザインもAIが行うのだろうか

確かに、自動化やAIを使って効率的に消費者の欲するものを
提供することはエコであり、あらゆる事のソリューションになるのかもしれない
だが、効率の反対側にも良さがあり
そこにしかない美しさもある

今後、確実にものづくりのスタイルは変わっていくが
人間の手でしか作れないものは必ず存在する
そんなものづくりのほうが私は好きだ

では、また

 

2017.10.11

異業種から学ぶこと

先週末、企業視察で宮崎県延岡市に行ってきた
羽田から宮崎空港まで飛行機で1時間45分
意外と近い

企業視察で訪れた会社は合計で3社
1社は旭化成、裏地でベンベルグ(キュプラ)を使う機会も多いので
ベンベルグが生まれた経緯や製造方法は大変興味深いものだった

しかし、勉強になったのは他の2社、2社とも金属の加工業を行っている会社だ
その2社では経営者から直にお話を聞くことができた
繊維と金属、同じ経営であっても
周囲の環境や文化、習慣が異なれば、考え方は変わる
当然と言えば当然だが、そんな異業種の話が慣れた感覚では
気づけないことを気づかせてくれる

一般的に”異業種に触れる機会”というのは多くはないだろう
触れる事があっても深くまで学ぶことは少ないだろう
だからこそ、真剣に学ぶ意味がある
日常の仕事では気づけない様々なヒントがそこには隠れている

今回の視察で交流した方々にこの場を借りて感謝申し上げます
皆様の中に延岡に行ったことが無い方がいらっしゃるのであれば
是非一度、訪れてみてください
お魚美味しいですよ

では、また

 

2017.9.10

仲間がいるという事

8月の末、同業経営者仲間5人で1泊2日の旅行に行ってきた
毎年恒例、今年で3年目
過去2回は熱海、今年は静岡県の伊東市

道中、他愛もない話もするが
やはり同業経営者仲間、共通の話題は縫製業、会社経営の話
経験や今後の会社方針、そして繊維業界の流れまで
5人=5社
話が尽きることはない

この旅行で学べる事は、決してセミナーや勉強会では学べない
たった1泊2日であるが、仲間と過ごす時間はこの上なく有意義である
来年の旅行も今から楽しみにしている

追記
昨日、9月9日
短距離の桐生祥秀選手が100mで日本人初の9秒台
9秒98という日本記録をマークした
日本選手が100mで10秒の壁を破ったのは史上初めて

記録は塗り替えられるもの、限界はない
勇気をいただきました
ありがとう

では、また

 

2017.8.10

マナー違反

美しくも儚い、一瞬の輝きで我々を魅了する花火
皆様は今夏、どこかへ見に行かれたでしょうか
これから行かれる人も多いでしょう

先日、自宅がある墨田区で花火大会が開催された
そう”隅田川花火大会”
花火を鑑賞すること自体は好きなのだが、この”花火大会”というものがどうも好きになれない

理由は一つ、観客のマナーの悪さ
注意書きを無視した場所取りにゴミの放置
風情なんてあったもんじゃない

”皆もやっているから””自分達くらいいいでしょ”という
自己中心的な思考と行動が
職人たちが魂を込めて作った作品を台無しにしている

海外の観光客の方々はこの状況を見て何を思い、何を周りに伝えているのだろうか

花火大会というイベントに気持ちを高揚させ、お祭り気分になるは結構だが
人として最低限のマナーは守っていただきたい

私がこの”隅田川花火大会”を楽しめる日はくるのだろうか
上を見ても、下を見ても美しい花火大会が行われる日を心待ちにしている

では、また

 

2017.7.10

好きこそ物の上手なれ

先日、同業の仲間たちでBBQをする機会があった
場所は仲間の会社屋上
梅雨直前であったが天候に恵まれ、最高のBBQとなった

その”最高”の理由
天気だけではない、そのBBQの内容が素晴らしかった
準備をしてくれたのは、場所を提供してくれた仲間の一人

種類別にクーラーボックスに入れられた飲み物は
早朝に築地で仕入れた大量の氷でキンキンに!
食べ物も多種多様の上、ただ買って切ってあるだけではなく
それぞれに味付けがしてあり、後は焼いて食べるだけという
BBQに慣れていない私達には有難い手軽さ
また、おにぎりを業者に発注するなど・・・まるでお店のような”おもてなし”
楽しさはもちろん、思いもよらない感動を味わうことができたBBQだった

その仲間に「どうしてここまでできる?」と聞いて返ってきた言葉が
「好きなんで!」の一言
やはり”好き”に勝るものはないなと再認識した瞬間だった
どんな環境であろうと、人生を面白くすることは出来る
”好き”という感情から生まれる行動に限界はないのだから

では、また

 

2017.6.10

馬鹿のたわごと

先日、これからトレーニングを始めるという知人に長年愛用したダンベルを譲った
このダンベルは筋トレの魅力の1つでもある

”自分の体の成長と共に重りを足して行く”という達成感を味わわせてくれた
初めて全ての重りを付けてトレーニングした時の
あの高揚感、達成感は今でも忘れられない
その感覚が癖になり、今では”馬鹿”が付くほどの筋トレ好きになった
世話になったダンベルを自宅に置き、毎日のようにジムへ通っている

そんな思い入れのあるダンベルを手放すことは少し寂しい気もするが
使わずに家に置いておくより、誰かに使ってもらった方がいい

片方で30kg
初めて目にした時には
「果たして、片手で30kgを持てる日は来るのだろうか」と思ったが・・・

続けていれば何とかなるものだ
次の目標は45kgかな
きっと、諦めずに続けていれば達成できるだろう
コラムで何を言ってるんだと思う方もいるだろうが
”馬鹿のたわごと”とご理解いただきたい

それにしても、最近私の周りでは筋トレを始める人が増えてきた
夏を間近にしての季節的な要因もあるのだろうが、同志が増えるというのは嬉しい事だ

では、また

 

2017.5.10

夏夏冬冬

皆さんも実感されているだろうが、以前に比べて四季を感じることが
少なくなってはいないだろうか
四季を感じないというか、季節の分かれ目が曖昧で
いつの間にか・・・といった感じだ

こうなると困ることが起きる
それはそれぞれ自身の立場や環境で異なると思うが
私はやはり服に困る
個人で消費する服はもちろんだが
なによりICHORAの展開に迷いが生じる

今、求めるものは簡単に手に入る
夏を感じる今日でも、ネットでは今すぐダウンコートを購入することが出来る
そして、そのコートは明日か明後日には手元に届く、こんな時代

季節が曖昧、欲しいものを欲しい時に・・・という流れの中
ICHORAはどうあるべきなのか、真夏を間近に考えさせられる

先日、業界誌で”衣類の国内生産、減少に歯止め”とあった
要因もいくつか書かれていたが、全然安心する事はできない
実際、数字的にも減少幅が緩やかになっただけ

この流れに対しても、ICHORAはどうあるべきなのか考えさせられる

そういえば、今春、革のライダースジャケットは2回しか着なかったな

では、また

 

2017.4.10

刺激

両国店が先月の3月30日でちょうど1年となった
何も分からない店づくりからはじまり
見よう見まねの店舗運営
課題を見つけてはそれを解決していく毎日
あっという間の一年だった

そんな毎日の中で
店に訪れてくれるお客様との出会いでは
ものづくりをしているだけでは絶対に味わうことができない刺激を味わうことが出来た
その刺激は、心地よいものであったり、緊張であったりと様々ではあるが
今後のICHORAの方向性を指し示してくれるものになっている

先日、とある青年が店に訪れてくれた
話を聞くと、念願の国家試験に合格したらしい
彼にとっては人生を左右する大きな出来事
そんな輝かしいスタートにICHORAを選んでくれたことを本当に嬉しく思う

時間は無条件に過ぎていく
桜が綺麗に咲く公園で、ふと上を見上げてみたら
イチョウの木には小さくはあるが力強く若葉が芽吹いていた
この一年どうなっていくのか楽しみであるし
楽しめるだけの事をしていきたいと思う

では、また

 

2017.3.10

個人ブランディング時代

2017年3月15日にユニクロが”UNIQLO MOVE”という名の実店舗を
東京の新宿高島屋8Fに出す
「日常をより快適に、アクティブに」というスポーツコンセプトらしい

「アスレジャー」の流れは止まることがない
いや、どちらかというと勢いがついている気がする

「アスレジャー」をご存じだろうか
アスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた造語で
休日にジムでエクササイズするようなスポーツウェアを中心に構築されたファッションスタイルを指す

海外のセレブモデルや女優が活発に取り入れているものだ
日本では、昨年から新聞や雑誌で頻繁に見るようになった
浸透はまだまだといったところだが
昨今の流れを見ていると徐々に認識はされているように思える

さて、この流れから考える
今の、これからのオシャレとはなんだろうか…

ファッションにとどまらず、食生活、趣味、思想など
その人の”ライフスタイル”そのものがオシャレかどうか・・・というものになっていくのだと思う

個人ブランディング時代の到来だ
これは確実にSNSの影響だが、この流れも変わらないだろう
窮屈な世の中にならないことを望む

では、また

 

2017.2.10

コラム28回目

必要な非常識

写真の盃(さかずき)をご存知だろうか

この盃はICHORAの工場がある秋田県で生産されていて
乾杯の際に使用するものである

底が丸い盃は注がれた酒を飲み干すまで、テーブルに置くことは出来ない
今は”アルハラ(アルコールハラスメント)”なんて言葉が存在している時代なのに・・・
実にユニークだ

この盃が出来たきっかけも面白い
秋田では平成26年の7月に
「秋田の酒による乾杯を推進する条例」というものが施工された
この条例とともにお酒の席を楽しく盛り上げる為に作られたのがこの盃だ

市場規模、ターゲット、価格、流通・・・
事業を始めるには様々な側面から、そのビジネスモデルを捉え
その上で計画を十分に練ってから進める事が定石となっているが
イマイチ躍動感を感じない今のファッション業界で
ブームやムーブメントを起こす為には、こういった非常識なユニークによる
”ワクワク”があってもいいのかもしれない

この盃の商品名は”へべれげ盃”
”へべれげ”とは「酒に酔って正体がなくなっている」という”へべれけ”の秋田訛
この盃が用意されている酒の席に参加するのは少々勇気が必要だ

では、また

 

2017.1.10

コラム27回目

守破離

”守破離(シュハリ)”という言葉を知っているだろうか

日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つらしく
”守”=師匠に言われたこと、型を守る
”破”=”守”で体得した型を自分なりに工夫する
”離”=指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容をさらに発展させる。
つまり、”守破離”=真似て、アレンジして、新しい世界を作る
というものである

この概念を国内繊維業に当てはめてみると・・・
長い間、”守破”でピタッと止まってしまっているように私は感じる
なんとなくそれっぽくアレンジをしているだけ、面白くない
問題を先延ばしにしているだけで
新しい世界を作って行こう!!って姿勢が全く感じられない

何か常識を覆す”離”が必要な時だと思う
手遅れにならないうちに

その答えは2017年に出てくるんだろうか、そもそも答えが存在するのだろうか
年始のお参りにそんなこと事を考えました

本年もよろしくお願いします
では、また

 

2016.12.10

コラム26回目

時代遅れ

最近、トレーニングの為に飲み始めたサプリメント

”アナバイト”

中身はマルチビタミン+ミネラルといった感じ
見た感じ通りの海外製である

今、私が飲んでいるサプリメントは全て海外製
しかし、好きで海外製にしているわけではない 欲しいものが海外にしかないのだ

内容的にも価格的にも日本には優れたサプリメントが少ない
選択肢がないという事は非常に残念なことである

トレーニングに関しても、日本は遅れている
昔から日本は海外と比べてトレーニング自体が浸透していない
トレーニング、特に筋力トレーニングに対する偏見が激しい
それ故の現状であろう

今後、予防医療にも役立つフィットネスは広がっていくと思う
日本は本気になれば、どんなジャンルでもトップクラスになれる国だ
是非、このトレーニングというジャンルでも先頭を走って欲しい

今年最後のコラムとなりました
一年間お付き合いいただきありがとうございました
また、来年もよろしくお願いいたします



 

2016.11.10

コラム25回目

気候ギャップ

10月の半ば、友人の結婚式に参加する為、沖縄へ行ってきた

新郎新婦は沖縄出身、在住というわけではないのだがダイビングが共通の趣味ということで沖縄にしたらしい
土曜日沖縄入り、その足での結婚式参加で日曜日に帰宅、というのが当初の予定だったが
折角ということで、1日早い金曜日かつ朝から沖縄に入り、帰りは日曜日の最終便で東京へ
金、土、日の計3日間、思い残すことなくフルに沖縄を満喫する事ができた

沖縄は昔から好きな土地で、何度も訪れたことがある
気候はもちろんだが、日本であるにもかかわらず異国の雰囲気があり
それでいて、異国では決して感じることができない
心休まる安心感がたまらなく好きだ

メインの結婚式は、悪天候の予報を180度覆す天気で
南国の高揚感と優しさに包まれた素晴らしい式だった
しかし、あの特別な空気感は沖縄だけが理由ではなく
新郎新婦の人柄、雰囲気が作り出したものであろうと今振り返って思う

お祝いはもちろんだが、沖縄に行くきっかけを作ってくれた新郎新婦には感謝している
また、沖縄に居た3日間、私に付き合ってくれた沖縄の友人達にも感謝
ありがとう

今、このコラムは秋田県大館市の自社工場のデスクで書いている
約3週間前には30℃を超える沖縄
今は1℃の大館・・・
このギャップは正直辛い

では、また



 

2016.10.11

コラム24回目

居場所

先日、繊維業の大先輩に誘っていただき
人生初のムエタイを観戦してきた

ムエタイの試合では”ワイクルー”と呼ばれる舞踏様のようなものを
試合前に選手が行う儀式がある
ロープを触りながらリングを回り、順々に四隅のポールに頭を下げ
最後はリングの中央で膝を付き頭を下げる

今までテレビで見たことはあったが、実際に見るのは初
格闘技に感じる高揚感というよりは文化的、宗教的な奥深い心静まる感覚になった
試合自体はもちろん会場全体が大興奮に包まれる
他の格闘技では見れない、ヒジによる攻撃は鳥肌が立つほどに興奮した

20代の頃に格闘技をやっていた私
この格闘技独特の心躍る久々の感覚に
懐かしさと格闘技から離れ過ごした時の流れを感じた

人にはそれぞれ居場所ってものがある
ただ、居場所を作りそこに居続けるにはたった一つ条件が必要だと思う
私が思うその条件は”本気”
本気でやれば何でも出来るとは思わないが、
本気でやらなければ何も出来ないとは思っている

では、また



 

2016.9.10

コラム23回目

同世代

最近、日々読んでいるファッション専門誌で同世代の活躍をよく見るようになった

川上から川下まですべてのジャンルで
時代の中心に立ち、先頭で業界を引っ張っている

ついこの間まで
先輩に憧れ、その背中を追いかけ必死に吸収しようとしていたのに

歳を重ねれば出来るようになることばかりではないが
やはり、経験に勝るものないのだろうか・・・

思考と行動の歯車がちょうど噛み合うのが今なのかもしれない
そんな眩しい同世代を見ながら
私は今、輝いているだろうか?
私は誰かに何かを与えられているだろうか?
私はこの世に何かを残すことができるだろうか?
などと考えてしまう

答えなんて一生出ないと思うが、終わりには満足の花を咲かせたい

では、また



 

2016.8.10

コラム22回目

カラダと理想

私はトレーニングが好きである

マラソンなどの有酸素運動ではなく重いものを持ち上げる筋力トレーニングの方
昔からダラダラとやってきたが、ここ半年位は今までのトレーニング人生の中で
一番夢中になっているのではないかと思う

筋力トレーニングに対して皆さんが抱くイメージは分からないが
重いものをひたすら上げていればいいってものではない
筋力トレーニングを突き詰めると、解剖学、物理学、栄養学、心理学・・・
といった様々な学問の集合体だということに気づく
本当に奥が深いもので、今までは表面しか見てなかったのだと反省している

なぜ、ここまでするのか
答えは単純、自分の理想に近づきたいだけ
これ以上でもこれ以下でもない


まだまだ道のりは長いが気長に理想を追い求めようと思う

追記
最近、雑誌や新聞で紹介していただくことが続いた
このコラムもそうだが、メディアの取材の受ける事は
改めてICHORAというものを考えさせられるいい機会だ
まぁ、これも縁がなければ成り立たないこと
応援してくださる周りの皆さまに感謝しています

では、また



 

2016.7.10

コラム21回目

”無益”と”有益”

先日、友人の一人が
「1日24時間は誰にでも与えられた平等の権利だ」
という話をしてくれた

どうすれば”時間”という限りある資源を”有益”に使う事ができるのだろうか
果たして、今の自分は”有益”に使えているだろうか
と考えさせられた

何が”無益”で、何が”有益”

休日の朝、いつもより2時間長くベッドにいることは”無益”?
睡眠時間を減らして、1時間でも多く起きて活動する事が”有益”?
友人と他愛もない話を朝までする事は?
何も考えず空を眺めている時間は?

人が”無益”と思える事でも”有益”な事は沢山ある
まさに人それぞれ
何をしても自分自身のスタンスで”有益”にすればいい

この写真は先週末、家族と行った北海道札幌の時計台
3泊4日、平日のお休みも貰って、ゆっくりと過ごす事ができた
振り返って思う
家族と一緒に過ごした時間は私にとって一生の”宝物”である

では、また



 

2016.6.10

コラム20回目

97.2%

この数字は2015年衣料品の輸入浸透率である
※輸入浸透率=輸入量÷国内供給量×100
※国内供給量=国内生産量+輸入量-輸出量
細かい数字は省略させてもらうが
この数字が大きければ大きいほど
国内で販売される海外製品の割合が大きいという事だ
ちなみに2014年の輸入浸透率は97.0%、また上がってしまった

問題は輸入浸透率だけではない
国内生産量自体が年々右肩下がりで減少している
2015年は2008年の半分になってしまった
もう一度言う、半分である

インバウンド等で日本製が注目されているにも関わらず
国内の生産スペース縮小により服が作れないのだ
需要はあるのに生産スペースがない
大問題である

明るい話題もある
服飾系専門学校の入学者数が増加しているらしい
次の世代に繋ぐ為にも、ICHORAが出来る事はもっとあるはずだ

では、また



 

2016.5.10

コラム19回目

まず、この度の平成28年熊本地震におきまして、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに
被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます

さて、8日の日曜日から4か月ぶりの秋田県大館工場出張
同じ服を扱っているのにICHORA両国店と工場では空気が全く違う
小売業と製造業、当然と言えば当然だが
同じブランドを扱う場所でここまで違うと、不思議な違和感を感じる
まぁ、この違和感の楽しさを伝えるのもICHORAの役目なのであろう

周りが聞こえなくなる程の音を出す裁断機
一定のリズムを刻む様々なミシン
服作りの終わりを知らせるアイロンの蒸気
そして、これらの機械を扱う職人達の声

服を作り売る者として、現場でこのコラムを書けることは幸せだ

では、また
お店で会いましょう



 

2016.4.11

コラム18回目

新たなステージへ

店づくりに関してオープンしてから気付く事も少なくない
備品の管理やバックヤードの在庫数など
細かいことから大きなことまで色々とある

オープンしてからまだ13日ということもあるのだろうが
毎日が新しく新鮮で
店が日々、進化しているのを肌で感じることが出来てが嬉しく思う

一度来店された方が再び店を訪れてくれた時に
初めて店に入り感じたワクワク感をまた味わってもらえるよな
変化のある鮮度の高い店づくりをしていきたい

今回、両国店のオープンに際し
沢山のお心のこもったお花にお祝いの品、そして激励のお言葉をいただきました
また、それ以上に多くの方にご来店もしていただきました
皆様の”愛”をスタッフ一同感じています
この場を借りて感謝申し上げます
ありがとうございます

では、また
お店で会いましょう



 

2016.3.10

コラム17回目

新たなステージへ

今月、ICHORAの直営店がOPENする
ICHORAをやると決めてから、正式にアウトプットするまで約3年
そして、そこから直営店が出来るまで約1年5か月
感覚的には、あっという間に感じるが、決して短い時間ではない
今は日々、オープンに向けての準備に追われている
商品であるICHORAの服を作る事はもちろんだが
服以外にもICHORAの色を感じるアイテムを揃えたり
それらの器となるお店の内装やインフラ整備
ハンガー、レジ等の備品準備・・・
思った以上にやることがある

この中でも内装には時間を掛けていると思う
掛けているというか掛かってしまっていると言った方が正しいかもしれない
なぜなら、DIY=Do It Yourself
可能な限り自分たちで内装を手掛けているからだ
この内装が実に面白い
ものづくりが好きな人はこのような作業は好きだと思う
自分たちで内装をやると決めてよかった

オープン予定は3月30日、お店で会いましょう
では、また



 

2016.2.10

コラム16回目

変化とエネルギー

人は慣れを好み、変化を好まない
現状で何不自由なく過ごせているのあれば、なおさらだ
まぁ当然と言えば当然だろう、私も例外ではない

ところが困った事に
現状を維持するには変化が必要である
凄まじいスピードで日々が移り変わっていく時代性もあるのかもしれないが

止まっていては衰退していくだけ、変化に挑戦をして現状維持
という事は上のステージに上がりたければ、相当のエネルギーが必要となる
問題はエネルギーを大量に消費しても”上がれる”保証は全くないという事だ
それを分かっていても、一歩を踏み出し変化の中に身を投じなければいけない
その先に求めている世界が広がっている可能性がある限り

後はその大量に消費されるエネルギーを日々どうやって作りだすか
一番有効な方法は”好き”になる事だろう
好きでなければ、まずは”楽しむ”事から始めればいいと思う

”変化を楽しむ”・・・いい言葉だ

ICHORAも今まさに新たな一歩を踏み出そうとしている
どんな道が続いているのか、いや、どんな道を作っていけるのか
楽しみだ



 

2016.1.10

コラム15回目

2016年がスタートした
昨年は丸々一年、既存のOEM事業と並行して
ICHORAを作ることが出来た初めての年となった

実に”負荷のかかった一年であった”
やはり、何事も負荷を乗り越える事で初めて伸びる事ができる
負荷と呼べるのは、乗り越えた後、成長できるものでなければならない
未来に対して想定できる負荷は”負荷”ではない
それは、ただの”予想”だ
つまり、”負荷のかかった一年”とはICHORAも私も成長できた一年であった
求め動けば必ず負荷はやってくる
今年もきっとそうだろう
楽しみだ

2016-17AWの企画もスタート
デザイナーではない私は体に負荷をかけて
次の撮影の準備を始めます
本年もよろしくお願いします
では、また



 

2015.12.10

コラム14回目

最近、「糖質制限」という言葉をよく聞く
糖尿病患者の食事療法から始まったもので
ダイエット効果が大きいことから注目されているようだ

私の周りでも、糖質制限を実践している人もちらほらいるが
私もその中の一人だ

ただ、気になる事が一つ・・・ 実践している人でも糖質制限に関して勉強をしていない人が多い
糖質を制限された体はどうやってエネルギーを作り出すのか?
糖質制限には必ず出てくるキーワード「ケトン体」
果たしてケトン体とは?
説明すると長くなるので、ここでは控えるが
これだけは言っておく、私の糖質制限はダイエット目的ではない
もちろん糖尿病でもない

やりすぎは良くないので、ほどほどにしておくが
もうしばらく糖質制限はやっていこうと思う

先週、2016SSの撮影が終わった
今までで一番大きいコレクションになった
古着屋の問屋さんで買い付けたデニムのパンツにアロハシャツ
どうこれらがアップサイクルされたのか楽しみにしてもらいたい

では、また



 

2015.11.10

コラム13回目

なぜ服を買うのか

ファッションを売る側の人間にとって、この問いは分かっていて当然の内容に思えるが
1+1=2といったような明確な答えはなく
改めて考えると、なかなか悩ませるものである

なぜ服を買うのか、単純に欲しいから買う
では、なぜ欲しいのか、それは必要だから
では、なぜ必要なのか・・・

今はモノが溢れている時代
多くの場合、この「必要」というのは命の保守の為ではなく、他にある
では、この「他」とは何か

服をファッションと言いかえると見えてくるものがある
それは『体験』である
人はファッションを身につける事で得られる体験を求めている
つまり、『体験』を買っているのである
異常ではないかと思われる程盛り上がった先日のハロウィンがいい例だ

となると、ICHORAの役目の一つは”ICHORAを纏うという体験で得られる感動”を提供するという事になるのだろう

では、また



 

2015.10.10

コラム12回目

最近考える
「流行」と「個性」

この二つは対局のところにある
流行を追えば、その先に大衆があり
追うほどに個性が遠ざかって行く
雑誌に紹介されているような流行の格好をすれば
それっぽく見えるだろうが、そこに個性はない

外見で個性を出すことが正しく、その逆が誤りとは思わないが

洋服が好きなのであれば
単純に流行に乗るだけではなく
大衆の意見に疑問を持ち
その文化を自身の中で見つめ直すことは必要だと思う

十人十色、ならば格好だってそうであっていい
その人にしか出来ないおしゃれがある

皆と同じおしゃれも悪くないが
自分だけのおしゃれを見つけるのもいいものです

では、また



 

2015.9.10

コラム11回目

先日、2015-2016AWの撮影が終了した
と言うことは、ICHORAをアウトプットして一年になる
もう一年なのか、まだ一年なのか・・・
ただ、休まず走り抜けた一年であり、ブランドとして成長できた一年なのは確かだ

また、この一年は感謝感謝の一年だった
具体的に名を挙げれば切りが無い程
様々な方にお世話になった
”実績のないブランドにここまでしてくれるか”ということも多々あった

今のICHORAは
こういった周りの方々の好意が集まって出来たものと言っても過言ではない

今までと変わらず
今後も、その好意に応えられる服を作り続けたい

2015-2016AWの内容だが
詳細はデザイナーのTigerとTadashiに任せるとして
ICHORAらしい着る人、見る人の心踊らすものが出来上がった
更新までもう少し
お楽しみに!

では、また



 

2015.8.10

コラム10回目

2015年の夏が始まった
皆さんは「夏」と言われて、何を連想するだろうか?
海、プール、花火、ラジオ体操、スイカ、かき氷、BBQ・・・
と色々ある
その中に必ず出てくるであろう、夏の甲子園(高校野球)が先日開幕した

この高校野球、アマチュアスポーツでありながら決勝だけでなく準々決勝、準決勝はもちろん
1回戦から全試合放送される
なぜここまで人気があるのだろうか
技術面やプレーの迫力はプロ野球に到底及ばない
なのに、なぜ・・・

この理由を”メディアの力によって作られた人気”という人もいるようだが
それだけでここまでの人気を維持できるとは思えない
やはり皆どこかに魅力を感じているからであろう
「一生懸命」「必死」「奇跡の逆転」「ドラマ」「出身校」「涙」「スーパースター」・・・

高校野球の楽しみ方は人それぞれ
個人的には、必死に白球を追いかける球児の姿に自分の高校時代を重ね、ひたすら前に突き進んでいた
当時の”がむしゃら”を思い出す事にしよう

では、また



 

2015.7.10

コラム9回目

先日、関東も梅雨入りをした

雨は好きじゃないが、夏を迎えるには通らなければ行けない季節
天の恵みに感謝して、ギラギラの夏の太陽を待つ事にしよう

ところで、皆様は短パンを履きますか?

写真の短パンは私物、もう20年の付き合い
買ったのは中学2年生・・・もはや旧友だ

20年前の夏の暑い日、鎌倉の海岸近くの公園で行われていたフリーマーケットで買った
それ以来、毎年欠かさず履いている
自身でもモノ持ちは良い方だと思うが、ここまで付き合いの長いものは他にない

先日、そんな旧友とお別れをした
昨年の夏ぶりにクローゼットから出てきた旧友は
よく見ると裾、後ポケット、、、いたる所がボロボロだった

迷いに迷ったが、別れを決断
今でも別れる時のあの感覚は忘れられない、私の中では完全に擬人化していた

1年に1度必ず会い、いい事も悪い事も共有してきた友達
中学・高校・大学・社会人の私を全て知っている友達

本当に今までありがとう、感謝しています
皆様にもこのような大事な1着はありますか?

では、また来月



 

2015.6.10

コラム8回目

先日、関東も梅雨入りをした

雨は好きじゃないが、夏を迎えるには通らなければ行けない季節
天の恵みに感謝して、ギラギラの夏の太陽を待つ事にしよう

ところで、皆様は短パンを履きますか?

写真の短パンは私物、もう20年の付き合い
買ったのは中学2年生・・・もはや旧友だ

20年前の夏の暑い日、鎌倉の海岸近くの公園で行われていたフリーマーケットで買った
それ以来、毎年欠かさず履いている
自身でもモノ持ちは良い方だと思うが、ここまで付き合いの長いものは他にない

先日、そんな旧友とお別れをした
昨年の夏ぶりにクローゼットから出てきた旧友は
よく見ると裾、後ポケット、、、いたる所がボロボロだった

迷いに迷ったが、別れを決断
今でも別れる時のあの感覚は忘れられない、私の中では完全に擬人化していた

1年に1度必ず会い、いい事も悪い事も共有してきた友達
中学・高校・大学・社会人の私を全て知っている友達

本当に今までありがとう、感謝しています
皆様にもこのような大事な1着はありますか?

では、また来月



 

2015.5.11

コラム7回目

昨日(10日)、実家に帰る前に、近くの花屋さんでカーネーションを物色
こんなにも色のバリエーションがあったのだろうかというほど種類が沢山あった
母の顔を思い浮かべながら、迷わず「赤」を選択
ガーベラの様な深紅も好きだが、カーネーションの鮮やかな赤も好きだ
高揚感というよりは落着きを与えてくれる
それにしても、毎年の行事ではあるが、誕生日とは違い
まだ慣れずに照れくさい

母に花を渡してから20分も経たずに実家を出た
また、来年も元気な姿でいてくれることを祈りながら
実家を出た後は、そのまま飛行機で羽田から秋田へ移動
そして、このコラムは工場のデスクで書いている

今日も生産の場を見て「イメージと意識の差」を考える
工場で働いた経験がなくても、この現場のイメージは出来ると思う
だが、経験がない人には作る過程の楽しさや難しさの意識は絶対に出来ない

バンジージャンプと同じ
経験のない人は口で説明されれば飛んだ時の浮遊感をイメージすることは出来るかもしれないが
ジェットコースターとも違う、あの独特の感覚は実際に飛んでみないと意識することは出来ない

うん、やはり服作りは現場からだ



 

2015.4.10

コラム6回目

2015SSの撮影が先日終わった

撮影2回目のせいもあるだろうが、カメラマンさん/メイクさんも前回と同じスタッフという事もあり スムーズな撮影スケジュール、かつ、いい雰囲気で終える事が出来た
この場を借りて、カメラマンの小野さん、メイクの横山さん
そして、今回モデルを一緒にやってくれたクリス、RIEに改めて感謝申し上げます

今回の2015SSは「COOL」と「オリエンタル」と二本立て
「COOL」は春夏の開放感を感じつつも緊張感が残る都会を
「オリエンタル」は、まさに春夏の開放感・リゾート感と東洋の融合を
感じてもらえる内容になっている

「COOL」シリーズの中にある斑(まだら)染めの一連には是非、注目してもらいたい
服作りを知っていれば知っているほど心惹かれるモノになっている
この斑染めは染工場さんの前向きな協力がなければ、簡単に出来るものではない
快く協力してくれた担当の杉原さんに心から感謝申し上げます

このSSの量産と同時に 2015-16AWの企画も進行中

では、また来月



 

2015.3.10

コラム4回目

私を昔から知っている方はご存じだろうが
私はトレーニングが好きだ

昔、ジムに通った事もあったが、今は自宅の一室がトレーニングルーム 背景の写真はその道具の一部を写したもの

皆さんはトレーニングは好きですか?していますか?

トレーニングの目的は人それぞれ

正解はないし、求める必要もない

体を大きくする人もいれば

いわゆる細マッチョを目指す人もいる

今の私はどちらかというと後者

以前はコンタクトスポーツをしていた為、体を大きくしようとしていたが

今は、洋服が似合うカラダを目指している

「体をデザインする」

これ以上のオシャレが今の私には思いつかない

高級な洋服はお店に行けば、その場で手に入るが

カラダはそういうわけにはいかない

「どんな美味しい食べ物も、痩せているという快感には敵わない。」

ーケイト・モスー

ここまでストイックには出来ないが、気持ちは分かる

春の雰囲気が漂う今日この頃

薄手になる時期が近づいてます

まずはストレッチからはじめてはいかがでしょうか?



 

2015.2.10

コラム5回目

最近、服飾業界で「日本製」が今まで以上にに注目されているが
私は正直、違和感を感じている
日本製に違和感を感じているのではなく、そのような今更なムーブメントにだ

私達は何十年と日本製を作ってきた
世の中の流れがどうであろうと日本製を作ってきた
理由は簡単、それがベストだと思っていたから

まず第一に服は文化であり、人の心を躍らせ高揚させる物
決して商いが先行してはならない
と私個人はそう思う

ICHORAはこれからも今までと変わらず、当たり前に「日本製」であり続ける

最近、日常の小さな事に意識して目を向けている
慣れからは発見できない宝物が沢山落ちているから
この写真もそう、日常、何気なく通り過ぎていた川も立ち止まりしゃがんでみると
そこには非日常な自然が小さくも当たり前に、堂々と存在していました



 

2015.1.10

コラム3回目

2015年度がスタート。

弊社では年始に社長を含め従業員全員が一年の個人目標を発表する。

その内容は、仕事に関してはもちろん、プライベートに関してもだ。

そして、発表した目標は社内の誰もが見られる場所に1年間貼られる。

私は、内容に関わらず、この「目標」をいつも意識できる状態にある事が大切だと思う。

いつも意識出来ない「目標」は、単なる「希望」に過ぎない。

「希望」は大事だが、私個人の感覚としては、他力に頼っている気がして物足りない。

逆に、「目標」のレベルを上げ、必達を目指したものが「約束」になるのだと思う。
どうせ同じ時間を過ごすのであれば、「約束」したい。

ICHORAに関しても同じだろう。
「ICHORAを楽しんでもらいたい」
この「約束」を守るためには、今年一年がとても大切になると思う。

自社工場を持ったブランドにしか出来ない事がある。
映画じゃないが、服作りは企画室ではなく、縫製工場という現場で行われているのだから。

では、また



 

2014.12.1

コラム2回目

1回目のコラムにも書いた通り、今までにない服の楽しみ方をICHORAでしてもらいたい。

常に考えている事だが、
それは、やはり、縫製工場という立場から見た「服」を伝える事であろう。

という事で、ちょっと想像してほしい。

例えば、あなたが服を1着デザインをしたとする。
アイテムはパンツでもTシャツでもジャケットでもなんでもいい。
生地やボタンなどの素材も好きなものを使っていい。
今、あなたの手元にあるのはそのデザインと素材。

そして、同時に10社の縫製工場に、そのデザインと素材を渡し、 パターン(型紙)から製品化まで依頼する。

出来上がって来るものは、同じだろうか。

この様な質問をしているから、察しはつくだろうが、10社10色、様々な部分が異なって出来上がってくる。
着心地はもちろん、見た目すら違う可能性も十分にある。

これが服作りの面白い所。
特にパターンから生産する場合には、そのブランドのイメージやターゲット、デザイナーの意図をくみ取り
形にする力が我々OEM縫製工場には必要であり、腕の見せ所である。

ICHORAを展開すると決めてから3年かかったと言っているが、その前にOEM縫製工場としての30年がある。
様々なブランドと積み重ねてきた試行錯誤の30年、この時間がICHORAのベースである。
もちろん、経験だけに頼るつもりはない。
あくまでベース、このベースにICHORAの風を吹き込んで行きたい。

最後に
11月の10日から15日まで今年最後の秋田工場出張に行ってきた。
秋田に行くと、東京にいる以上に四季の移り変わりを肌で感じる事が出来る。
食べ物、お酒も素晴らしい。
来年もまた秋田に行くのが楽しみだ。

では、また



 

2014.10.20

コラム1回目

ICHORAではディレクター的な立場で動いている、motoです。

実は、この「ICHORA」が誕生したのは約3年前
過去も色々あったし、今後の方が色々あるのだろうが
とりあえず、この様に形になった事は大変嬉しい。

「ICHORA」と書いて読める人はどれくらいいるのだろう。
また、読み方を知っても意味が分かる人はどれくらいいるの
だろうか。

私自身、世の中に読み方の分からないブランドは沢山ある
ので、人がこの「ICHORA」を読めるか否かは気にしていない。
「イコラ」と読む人もいるが、正解は「イッチョウラ」
漢字にすると「一張羅」、現代はあまり使われていない言葉
かもしれないが、私はこの綺麗な響きと意味が気に入り
ブランド名にした。

また、ブランド名に英語やフランス語などを使いたくなかった。
周りを否定しているわけではなく、単純に私自身のこだわり
である。

「一張羅」
もっている着物の中で,一番上等のもの。とっておきの晴れ着。
たった一枚しかもっていない着物。

縫製工場がオリジナルアパレルブランドを展開するというのは、賛否両論が
あると思う。

しかし、ICHORAが世の中に浸透する事というのは、この業界にとって大きな
意味があると信じているし、そうならなければならない。

そうは言っても、着てくれる方には難しく考えず、純粋にICHORAを楽しんで
もらいたい。

服が出来上がる流れをこのコラムやSNSなどで発信していくので、今まで
あるようでなかった、服の楽しみ方をしてもらいたい。
※上の写真はD3-2008のシャツを縫っている写真

最後に
今回、このICHORAに携わってくれた方々に、この場で改めて感謝申し上げます。

では、また